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患者の家族からは続々と喜びの声が!新しい技術が地域医療に変革をもたらす可能性を感じCLINICSを導入

小児科
外房こどもクリニック|黒木春郎 院長
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2005年に千葉県いすみ市で開業された外房こどもクリニックは、二次医療施設まで半径50kmという小児医療の過疎地域にあり、黒木春郎院長を含む3名の常勤医師と数名の非常勤医師で、地域の子どもたちとその家族の健康を支えている。

外房こどもクリニックには物理的、時間的に通院の困難な患者も多く通っており、そういった患者の通院負担を軽減し、医療へのアクセスを高めるために、2016年6月よりCLINICSを導入。積極的にオンライン診療に取り組んでいる。

新しい技術が地域医療に変革をもたらす可能性を感じ、導入を決意

外房こどもクリニックでは、遠方から時間をかけて患者である子どもたちを連れてくる家族も多く、黒木先生はかねてよりこの通院に対するハードルをなんとか解消できないものかという課題を感じていた。

そんな中オンライン診療解禁のニュースと、メドレーからのCLINICSの案内を受け、問診と視診で診察が可能な患者に対しては有意義なものになり得ると感じ、黒木先生はオンライン診療の導入を決める。黒木先生は導入当時を振り返り、「 新しい技術が地域医療に大きな変革をもたらす可能性がある と直感で感じました。」と語る。

患者の家族から喜びの声が、またオンライン診療ならではの新しい発見も

外房こどもクリニックではCLINICS上で次のような診療メニューを提供している。

基本的には定期的な通院が必要な症状があり信頼関係が構築できている患者に、対面診療と適切に組み合わせてオンライン診察を実施している。具体的な疾患の内容としては、重度心身障害をはじめ慢性蕁麻疹、アレルギー性鼻炎、発達障害、喘息といった定期的な服薬や検査が必要なものが挙げられ、検査結果の説明や、毎月の経過観察と服薬指導などに活用しているという。

例えば重度心身障害の子どもを連れて通院することは、家族にとっても非常に負担が大きいものであるため、そのようなケースでオンライン診療を体験した患者の家族からは喜びの声をもらうことが多いのだそうだ。

また オンライン診療を活用することで患者さんとの接触頻度があがるため、一度築いた信頼関係を維持しやすい という効果もあるようだ。
さらに、「診察室に来てもらう場合と、家庭にいる場合では患者さんの様子が少し違います。自宅にいる時はよりリラックスした、患者さん本来の姿を確認することができるので、こういったことも オンライン診療ならではの新しい発見 です。」と黒木先生は話す。

オンライン診療に取り組んだからこそ見えてきた課題も

「オンライン診療を導入し、患者さんに案内してみて意外だったのは、必ずしも全員が『すぐにでもやりたい』と飛びついてくるわけではない、ということです。実際には『先生のところに行きたい』、『スマートフォン等の操作に慣れておらずあまりピンとこない』、『クレジットカードを持っていないのでやりたくでもできない』というように患者さんの状況もさまざまで、それによってオンライン診療が受け入れられる状況も変わってきます。」と黒木先生。

メドレーさんからはしっかりとした患者さん向けのマニュアルも提供してもらっています が、マニュアルがなくてもどんな人でも簡単に使うことのできるシステム、ここを目指してさらなるシステムの進化に期待したいです。」黒木先生からはそのような言葉をいただいた。

今後の本格普及に向けて診療報酬面での評価は必須

「実際にオンライン診療を行ってみると、対面診療とは微妙に違う部分があると感じます。この微妙な違いが医学的にどのような影響をもたらすのかというポイントについては今後の研究テーマとして取り組んでいきたい領域です。また、オンライン診療は、 患者さんには非常に大きなメリットがある ものですが、どうしても現時点の診療報酬体系では医療機関側が積極的にオンライン診療に取り組む動機につながりにくい実情があります。政府として今後このオンライン診療を積極的に後押しするのであれば、診療報酬上の適切な評価が必須になってくる。ここに関しては 2018年4月の診療報酬改定をしっかりと見極めていきたい ところですね。」と黒木院長は語る。

医療機関概要
医療機関名: 医療法人社団嗣業の会外房こどもクリニック
所在地: 千葉県いすみ市岬町和泉1880番地4
理事長: 黒木春郎
TEL: 0470-80-2622